【課金すべき?】 有料版 SharpCap Pro の機能と購入方法

有料版 SharpCap Pro の機能と購入方法SharpCap

SharpCap と SharpCap Pro

SharpCap は無料版でも不自由なく 電子観望 を楽しめますが、有料版の SharpCap Pro ではより快適に電子観望を楽しめる他、天体写真撮影を強力にアシストする機能が使えます。

無料版と有料版はどのような違いがあるのでしょうか?また、どんな人に有料版は向いているのでしょうか?そして、購入する方法について解説をしていきます。

SharpCap とは?

パソコンを使った電子観望でよく使用される Windows アプリケーションです。

以下の記事で SharpCap についての説明やインストール方法を解説していますのでご参照ください。

SharpCap と SharpCap Pro

無料版は SharpCap で、有料版が SharpCap Pro です。両者は同じソフトウェアとして提供されていて、有料版ライセンスを購入すると画面が SharpCap Pro に切り替わるようになっています。

有料版の機能を 無料版 SharpCap から使う事はできるのですが、使用中に有料版への移行を施されるので有料版機能を最後まで使うためにはライセンス購入が必要となります。

SharpCap Pro の購入を施す画面
SharpCap Pro の購入を施す画面

このように、SharpCap Pro の機能を実行すると注意書きが表示されます。

無料版と有料版の違い

多くの方オススメな機能の一つにヒストグラムのオートストレッチ機能があります。有料版に移行した方の多くはこの機能を目当てにされていますが、他にも便利な機能が有料版で提供されています。

有料機能のリスト

SharpCap 公式サイトでは以下のようにリストを掲載しています。

機能名概要
ヒストグラム オートストレッチ無料版では手動で行うヒストグラムの調整をクリック一つで行えます
画像処理ダークフレーム減算、フラットフレーム補正、背景除去、バンディング抑制をSharpCap内で直接適用できるようになります
極軸合わせ極軸望遠鏡を使用せず、カメラを使って極軸合わせを行えるようになります
撮影シーケンス撮影の手順を自動化出来るようになります。たとえば、冷却カメラのクールダウン~撮影対象選択とフレーミングからのガイディング・・・これらを自動化します
フレーミング アシストカメラ映像をクリックすると、天空における位置を確認できたり、選択したポイントにセンタリング出来るようになります。
スクリプト言語SharpCapのほぼすべての操作をスクリプトで記述出来ます
オートフォーカス アシストASCOM 経由でフォーカスをアシストします
スマート ヒストグラム撮影対象天体の最適な露出やゲインを割り出す為に便利な機能を搭載したヒストグラム
特徴点 追尾カメラ画像上の特徴点を追尾出来る機能です
シーイングモニターシーイングを客観的に判断するためのグラフを表示します
メモリ使用量の最適化システムメモリの 50% まで割当ができるようになります。
2画面対応片方のモニタにコントロール類、片方のモニタにライブスタック映像といった使い方をサポートします。観望会に便利な機能です
プラネット/ディスクスタビライゼーション惑星や月を画面中央になるように維持します
有料版機能一覧

上記の中でも「極軸合わせ」機能は非常に強力で、極軸望遠鏡はもはや不要になるレベルです。他にも電子観望をより綺麗に楽しめるようになるライブフラットフレーム補正やダークフレーム補正等は是非とも体験して頂きたい機能です。

有料機能の例:ヒストグラム オートストレッチ

無料版のストレッチは手動で行いますが、有料版ではオートストレッチが使用可能です。

ライブスタック画面
ライブスタック画面

ヒストグラム画面の稲妻マークをクリックしてみると。。。

ヒストグラム画面
ヒストグラム画面

自動的にヒストグラムが調整されて、淡い星雲などを炙り出す事ができます!

NGC2237 ばら星雲
NGC2237 ばら星雲

SharpCap を使っていると高頻度でヒストグラムを触ることになりますが、ワンクリックでそれが行えます。電子観望の際に対象天体を素早く移っていく際には便利な機能です。

SharpCap と言えばライブスタックです!
より効果を分かり易く表現するためにヒストグラム ストレッチ例をライブスタック時のものに置き換えました。
渚みかんさん ご助言ありがとうございました!

その他の有料機能

有料機能の一つ一つが強力で、使ってみるととても便利な機能です。
今回は一つ一つを解説していると記事が長くなってしまうので、別の記事で個別に解説をしていきます!

SharpCap Pro の価格

さて、気になるお値段ですが、年間2,000円の定期購入となります。
買い切り版はありませんが、日々機能や新しいカメラの追加等のアップデートが行われているアプリケーションですので定期的な開発者への支払いは必要な事なのでしょう。

SharpCap Pro の値段 (2022年現在)
SharpCap Pro の価格

支払い方法は、stripePayPal での支払いです。クレジットカード情報を SharpCap に委ねる事がないので安全に購入ができますね!

PayPal とは?

世界で最も有名な電子決済サービスの一つです。SpaceX社 CEO で有名な イーロン・マスク氏らによって設立されました。
クレジットカードや銀行口座を PayPal に紐づければ、世界中にある有象無象のショッピングサイトへの支払いを PayPal を通して行えるので、クレジットカード番号等を支払い先に渡す事無く安全に買い物ができる仕組みです。

有料版を使った方がいい人

確かに有料版は高機能ですが、全ての人に必要とは限りません。
そこで、どのような方にオススメかを考えてみましょう。

電子観望を思い切り楽しみたい方

ヒストグラムのオートストレッチを使うとスピーディーに電子観望を楽しめるでしょう。スタックを重ねていくとヒストグラムに変化が起きますが、都度手動で調整する必要が無くなるのは非常に快適です。一度体験すれば、コレ無しでは考えられない程に便利な機能です。

他にも、フラットフレームやダークフレームをライブスタックにリアルタイムで適用する事が出来るので美麗な天体をライブスタックで楽しめます。

極軸合わせを極軸望遠鏡無しで行いたい方

ガイド鏡(FOVが広ければ主鏡でも)に接続したカメラを使って極軸合わせを出来るため、極軸望遠鏡を覗き込まずに楽な姿勢で極軸合わせをする事ができます。

詳細は SharpCap を使った極軸合わせを解説した記事をご参照ください。

ソフトウェア開発者への感謝の気持ちをお持ちの方

これだけ高機能なソフトウェアを無料で使うのは忍びないと思われる善良な天文民は多いはずです。その高潔な理念を今こそ実践するべきです。

ガチ天

毎年光学納税されているガチ勢の方は年間2,000円は誤差です。
購入前に考える必要はありません。購入してから考えましょう。

購入方法

PayPal での支払いをオススメします。というのも、PayPal はSharpCap 以外にも 画像処理ソフトウェアとして有名な Pixinsight の支払いにも使用されていますし、個人間の電子決済にも良く用いられます。アカウントを持っておくだけでも便利な機会が多いです。

それでは、SharpCap Pro の購入をしていきます。

購入ページへ移動

SharpCap のサイトにアクセスします

SharpCap – Lunar, Planetary, Solar and Deep Sky Imaging. EAA and Live Stacking.
SharpCap メインページ
SharpCap 公式サイト メインページ

「SharpCap Pro」タブをクリックすると、「Buy SharpCap Pro」という項目が表示されますのでクリックします。

SharpCap Pro クリック後の選択肢
SharpCap Pro クリック後の選択肢

すると、購入画面が現れます。

日本円での価格を表示する

画面を表示した当初は 英ポンド(GBP)の価格となっているので、日本円に変更しましょう。「Currency」のプルダウンをクリックして、「JPY」をクリックします。

通貨設定
通貨設定

すると、日本円での価格が表示されます。

日本円での SharpCap Pro の価格
日本円での SharpCap Pro の価格

支払い

ライセンス許諾に同意するために「I accept the Terms and Conditions」のチェックボックスをクリックしてチェックを入れます。

その後「PayPal Buy Now」をクリックします。

ライセンス許諾の同意とPayPalボタン
ライセンス許諾の同意とPayPalボタン

すると、PayPal 画面が表示されますので PayPal アカウントのメールアドレスとパスワードを入力して「Login」ボタンをクリックします。

PayPal ログイン画面
PayPal ログイン画面

支払い画面が表示されるので、支払い方法を確認して「今すぐ支払う」ボタンをクリックします。

支払い画面
支払い画面

その後決済方法によっては個別の認証画面が表示されることがありますが、クレジットカードの種類や銀行の種類によって操作方法が異なります。不明な場合は決済会社のサポートに連絡してみましょう。

ライセンスのインストール

支払い後しばらくすると、PayPal に登録してるメールアドレス宛に SharpCap Pro ライセンスが送られてきます。

SharpCap Pro ライセンス
SharpCap Pro ライセンス

メールで受信したライセンスを SharpCap にインストールする事で、SharpCap Proに生まれ変わります!
SharpCap メニューの「ヘルプ」から「SharpCap Proのライセンス(L)」をクリックしてください。

ライセンス画面が表示されるので、先のメールに記載されているライセンス情報(LicenseId = ….)をコピーして貼り付けます。

ライセンス画面
ライセンス画面

以上で、ライセンスのインストールは完了です。SharpCap の画面左上のタイトルバーが「SharpCap Pro」になっていますよ!

SharpCap Pro タイトルバー
SharpCap Pro タイトルバー

最後に

SharpCap でも電子観望や天体写真を十分に楽しめますが有料機能もとても魅力的です。毎月の価格に分散して考えると200円にも満たない金額ですから、一度お試しで購入されては如何でしょうか?

SharpCap (Pro) の便利な使い方を解説する記事を今後も書いて参りますので、是非ご期待ください!
極軸合わせの解説記事も書いておりますので、是非ご参照ください。

【3分でかんたん高精度!】 SharpCap Pro を使った極軸合わせ
Sharp Cap の極軸合わせ機能SharpCap の有料機能の一つに極軸合わせ機能があります。これはカメラで撮影している映像を使って天体望遠鏡の向いている方向を特定しつつ、使用者に極軸合わせの方向を指示してくれるというものです...

それでは、皆さま良い天文ライフを!

コメント

  1. 渚みかん より:

    今やるなら?の観点でのおまとめいただき、すごく助かります。
    SharpCapなら、ライブスタックのヒストグラムストレッチも入れていただけるといいかなー。
    星基準か、背景基準かで色の自動調整できて電子観望にすごくいいです。
    ASIStudioも結構機能が充実してきたので、ネタとしてもいいかもしれません。

    • XRAY より:

      SharpCapといえばライブスタックですよね!
      たしかに、ヒストグラムストレッチの例はライブスタックでやったほうがインパクトありますね~。記事の差し替えやってみます!
      ZWOの総合力は素晴らしいです。ASI294MC Proほしい・・・

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