【AZ-GTi をパソコンから操作する】 SynScan for Windows のインストール

AZ-Gti を パソコンから操作するAZ-GTi

AZ-GTi の制御アプリ SynScan

電子観望の必須アイテムとも言える激安万能架台 AZ-GTi をパソコンから制御する方法を解説します。プレートソルビングを行うためにはASCOMとの連携する必要がありますが、パソコンにSynScanをインストールすることで可能になります。

ASCOMについては以下の記事で解説しておりますので、ご参照ください。

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AZ-GTi とは

Sky-Watcher社の製品で、自動導入ができる経緯台です。安価 (3万円ほど)ながら、天体撮影にも耐える剛性と精度のである事から多くの天文ファンが所有しています。

AZ-GTi
AZ-GTiマウント|Sky‐Watcher
Sky-Watcher「AZ-GTiマウント」製品情報ページです。専用アプリをインストールしたスマホやタブレットで操作可能な自動導入経緯台 AZ-GTiマウントの特長や仕様、価格をご紹介いたします。

Amazonなどからも購入可能です。

鏡筒や三脚のセット品も販売されています。

自動導入とは

見たい天体に対して、架台に搭載されているモーターで天体望遠鏡の向きを変えてくれるものです。コンピュータがカメラを見ながら合わせてくれる訳ではないので、「多分この辺り」とうところまでしか向けてくれません。カメラを使って視界の真ん中まで合わせさせる為にはプレートソルビングを使用する必要があります。

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AZ-GTi の一部機能を落とした AZ-GTe という廉価版が存在しますが、本記事の内容はそのまま適用できます。

AZ-GTi の基本的な使い方に関しては、以下の記事をご参照ください。

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SynScan とは

AZ-GTi を制御するためのアプリです。自動導入の指示の他に、天体望遠鏡設置直後のアライメント(AZ-GTi の認識している向きと実際の向きの差を教えてあげる操作)や、各種設定等ほぼ全ての操作はSynScanを使用して行うことになります。

スマートフォン版が主に使用されますが、ASCOMに接続する為にはWindows版を使用する必要があります。

SynScan

SynScan Pro for Windows のインストール

ダウンロード

Sky-Watcher社のサイトからインストーラーをダウンロードします。

Sky-Watcher | Sky-Watcher Global Website
Sky-Watcher - The worlds largest telescope manufacturer

ページの中ほどに「Windows program: SynScan Pro App, Version 1.19.15」という名前の下に「Download」ボタンがありますので、クリックしてください。

インストール

ダウンロードした「synscanpro_windows_11915.zip」を右クリックし、「すべて展開」をクリックします。

圧縮(ZIP形式)フォルダーの展開画面が現れますので、「展開」をクリックします。

「SynscanPro_Windows」フォルダが展開されますので、インストールしたい場所に配置しましょう。今回は「C:\AstronomyTools」というフォルダを作って、そこに配置することにします。

エクスプローラー画面から「ローカルディスク(C:)」を右クリックし、「新規作成(X)」から「フォルダー(F)」をクリックしてください。

「新しいフォルダ名」に「AstronomyTools」と入力します。

作成した「C:\AstronomyTools」フォルダに、先に展開した「SynScanPro_Windows」を移動してください。

これにて SynScan Pro for Windowsのインストールの完了ですが、このままではSynScanを起動する為に毎度 C:\AstronomyTools\SynScanPro_Windowsを開く操作が必要になってしまいます。

なので、簡単に起動できるようにショートカットをデスクトップに置くことにします。C:\AstronomyTools\SynScanPro_Windowsを開きます。

SynScanProを右クリックし、コンテキストメニューを表示します。

コンテキストメニュー内の「送る(N)」から「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリックします。

デスクトップにアイコンが配置されました。以降はこのアイコンからSynScanProを起動できるようになりました。

AZ-GTi とパソコンの接続

wifiで AZ-GTi に接続していきます。Windows画面右下のwifiをクリックしてください。

接続可能なwifiアクセスポイントの一覧が表示されますので、スマートフォンから AZ-GTi に接続する際に使用している SSID (wifiの接続先名) をクリックします。今回は SynScan_900c に接続します。

接続ボタンをクリックします。

AZ-GTi のwifiに接続ができましたので、SynScan Proを起動します。

これにて、パソコンから AZ-GTi を操作できるようになりました!

ASCOM ドライバのインストール

ASCOM経由で AZ-GTi を操作するために、SynScanのASCOMドライバをインストールします。Sky-Watcher社のダウンロードページからASCOM Driver for SynScan App Version 1.3.0をダウンロードします。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストーラーを起動します。

インストーラー起動時にユーザーアカウント制御画面が表示される場合は、「はい」をクリックしてください。

インストーラーが起動しますので、「I accept the agreement」をクリックして○から●に切り替えてから「Next >」ボタンをクリックしてください。

「Install」ボタンをクリックするとインストールが開始されます。

インストールが完了すると「Completing the ASCOM Telescope driver for SynScan App Setup Wizard」の画面が表示されますので、「Finish」ボタンをクリックしてください。

これにて、ASCOMとの接続ができるようになりました。

最後に

パソコンから AZ-GTi を操作できるようになった上に、ASCOM経由で操作もできるようになりました!これによってプレートソルビングソフトウェアからASCOM経由で天体望遠鏡の向きを調整できる事になります。

次回はカメラの撮像した画像をリアルタイム表示する SharpCap をインストールしていきます。その際にSharpCapと AZ-GTi とASPS (All Sky Plate Solver)の接続をASCOMを介して行います。

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それでは、皆さま良い天文ライフを!

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